箱根駅伝を観ていると選手の当日変更が複数校あり、そんなに変更するもの?と疑問が湧いてきます。
そこで、選手交代は何人まで変更できるのか、変更理由やルールについてまとめました。
箱根駅伝当日変更の人数は何人まで?
箱根駅伝で当日変更できる人数は、往路・復路(2日間)あわせて6人までです。
かつ、往路・復路それぞれで4人までです。
なので、往路・復路各5人の全員変更はできません。
このルールが採用されたのは、2021年大会からで、2020年までは、全体で4人までの変更が認められていました。
でも、そんなに変更する?とも思いますが、2024年も変更が多くありましたね。
例えば1日目の往路だけでも、青山学院大学で2名、駒澤大学も2名、東洋大学や国士舘大学は3名の選手変更がありました。
エントリー時点で、1区から10区を走る選手10人と、補欠選手6人を登録しますが、様々な理由により、補欠選手との交代をしています。
具体的な理由については、この後記載しています。
箱根駅伝当日変更ルールは?
選手変更ルールは次の通りです。
選手変更ルール
・変更期限は、往路・復路ともにレース開始1時間10分前まで。
・正競技者と補欠競技者の交代は6人まで、かつ、1日に変更できる競技者は4人まで。
・交代は、正競技者と補欠競技者の交代とし、正競技者間の区間変更はできない。
変更のタイムリミットは、レース開始前の1時間10前までなので、レースが始まってからの交代はできません。
変更できる人数に制限があり、往路復路での変更上限もあります。
しかし、実際変更されるケースは少なくなく、選手の皆さんも、選手のご家族もびっくりされますよね。
走るはずの我が子が急に走らなくなったり、補欠だった我が子が走ることになったり、始まるまでドキドキですよね!
何より、出場予定だった選手が直前になって交代となってしまうケースは、選手の心情を思うといたたまれない気持ちになってしまいます。
ただしチームで戦う競技のため、こういった選手交代も必要なことなんですね。
箱根駅伝当日変更理由は?
選手を当日変更する理由は様々ありますが、選手を当日変更できる人数には制限があり、往路復路での変更上限もありますので、監督の腕が試されるところでもあります。
考えられる当日変更の理由
1.選手の体調不良やケガ
2.戦略
体調不良などの致し方ない変更に加え、戦略として選手交代をすることもあります。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、箱根駅伝のエントリー選手発表は大会4日前の12月29日に行われます。
実は一般的な駅伝の選手発表は前日に行われます。
そのため、4日前と言えど、体調を崩してしまったり、ケガをしてしまったりという可能性があります。
直前まで選手のコンディションを見極め、選手交代をする場合があります。
他校との駆け引きも重要な選手変更理由のひとつです。
「他の出場校の選手を見てエース選手の走る区間を決める」ため、敢えて補欠で登録をし、変更することもあるようです。
エース級の選手を直前まで知られないようにする戦略もあったとは驚きです。
変更は正競技者同士の区間変更ができないことを考えると、とても難しいですね。
往路復路ともに走行距離以外でも、たとえば、集団で走ることに向いている選手(他の選手についていける選手)は往路に向いていますし、独走でペースを保ち力を発揮できる選手は復路に向いているという見方もできます。
往路の結果を見て、復路の選手を交代することもあると考えられます。
そのような点を踏まえて箱根駅伝を観ると、さらに奥深いですね。
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まとめ
毎年感動をくれる箱根駅伝ですが、今回は当日変更の人数やルール、選手交代の理由についてまとめました。
選手交代は観ている側としても複雑な気持ちになりますが、奥深さも感じられますね。
箱根駅伝は、各チームの積み上げてきた努力を感じることができ本当にすばらしい大会ですよね。
力を発揮できた選手だけでなく、裏方としてチームに貢献された選手もチーム一丸となってチームを作られたことを思うと目頭が熱くなります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。